長野県ってどんなとこ?About NAGANO Prefecture
長野県は「信州」とも呼ばれ、「信州そば」や「信州みそ」など馴染み深いものがあります。また、日本で最も多くの県と隣接し、毎年多数の観光客を受入れています。白馬や志賀高原など人気の高いスキー場があり、1998年に第18回冬季オリンピックの開催地となりました。観光名所としては国宝の善光寺や松本城などがあり、地獄谷野猿公苑は日本に訪れる外国人観光客の間で人気スポットになっています。長野県は全国一の健康寿命県であり、移住したい都道府県ランキングで14年連続1位になっています。
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信州の由来
今から約1300年前、日本は律令制度によって政治が行われ、奈良の都を中心に全国が60以上の国々からなっていました。信濃国もその一つでした。時代は明治となり、1871年の廃藩置県で「長野県」という県名が誕生しましたが、長野県は東北信地域だけで、中南信地域は筑摩県とされ二分されることとなりました。5年後の1876年に筑摩県が長野県に合併され、信濃国の全域が長野県となりました。「州」とは国を意味し、昔中国で使用されていた「国の漢字1文字+州」という呼び方で「信州」となりました。
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長野県の人口
2,007,682人(令和5年7月)
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長野県の地形
長野県は本州のほぼ中央に位置し,山地の総面積が県の84%を占める山岳県です。長野県の周りには標高3000メートルクラスの高い山が連なっており、「日本のやね」と呼ばれています。千曲川と犀川が日本海に流れ、天竜川と木曽川は太平洋に流れ込み、主な川の周りには盆地が広がっています。
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長野県の気候
長野県は海岸から遠く離れた内陸に位置していることから、全県的に内陸特有の気候です。県土の広い長野県は日本海側気候の特色と太平洋側気候の特色を併せもち、山脈や盆地の形状などにより地域の天候が異なっています。長野県は周囲が高い山に囲まれているため、台風や梅雨による影響も少なく、全般的に過ごしやすい土地柄と言えます。
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長野県の産業
戦前の長野県は製糸王国として知られていましたが、戦後は諏訪・岡谷地区を中心にカメラ・腕時計・オルゴール等の精密機械工業が発達したほか、電気・運送用機械関連の企業も各地に定着しました。近年は「軽薄短小型産業」の電気・機械工業が飛躍的な発展を遂げ、機械工業先進県として注目を集めました。しかし、円高や東南アジア諸国の技術水準の向上を背景に加工組立型の精密機械や電気機械を中心に海外へ生産拠点を移し、製造業は技術・知識集約型へとシフトが進みつつあります。
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長野県の農業
長野県は変化に富んだ自然的立地条件を利用して、地域の気候に合った農産物を作っています。特に野菜、果物、花づくりは全国でトップクラスの生産量を誇るなど農業の盛んな県です。また長野県は、東京、名古屋、大阪などの三大都市圏に比較的近距離にあり、高速交通網の整備により新鮮な農産物をいち早く都市に出荷できることも作物栽培の盛んな一因となっています。